壊れたココロ

2003年3月10日
この苦しみから解放されたくて
「もうこの苦しみから解放して」と彼に言った
「キミを切る勇気は僕にはない」と彼が言ったとき
心の底からホッとしている自分がいた

離れる決断をしたくて
「嫌いならそう言って」と彼に言った
「キミのことは好きだ」と彼が言ったとき
全身のチカラが抜けていく自分がいた

そんなある日 
何も言っていない私に彼は言った
「キミの人生をこれ以上無駄にすることはできない」

彼は私には見せることのなかった強さを持った
彼女を好きだという自分の心に従うという意思を持った
おそらくそれこそが彼の本心だったのだろう
おそらくずっと前から彼はその本心に気付いていたのだろう
でも寂しくて一人ではいられなくて 私と一緒にいた
私はそれに気付きながら 彼のそばにいることを選んできた
いつか私とまっすぐに向き合ってくれる日が来ると信じて

でももう叶わない
彼の笑顔をみつめることも
彼の手を握ることも
彼の髪に触れることも
彼の腕の中で眠りにつくことも
彼のとなりで目覚めることも 

私のココロは音をたてて壊れた

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